家虎(イエッタイガー)根絶の意味とは?バンドリやラブライブに出没

家虎、イエッタイガー、迷惑、害悪

主にライブイベントでの迷惑・害悪行為として問題視されている「家虎」

ブシロードの木谷高明(きだに たかあき)さんが、この家虎を根絶する方向で今後運営サイドが動いていくことをツイッターで明言して話題になっています。

ツイッターのトレンドに「家虎根絶」が入るほどの大きな話題にはなっていますが「家虎の意味」とは一体何なのでしょうか。

家虎(イエッタイガー)の意味とは?

家虎、害悪

出典:https://tap-biz.jp/lifestyle/word-meaning/1031963

まず、「家虎(いえとら)」とは、”イエッタイガー”と呼ばれるオタ芸のコール(掛け声)の略称です。

家虎とイエッタイガーは当て字なんだな、ということはなんとなくわかるかと思います。

でも、そもそも「なぜイエッタイガーって言うの?」という疑問もありますよね。

家虎(イエッタイガー)の語源

イエッタイガーというのはオタ芸の中でも「コール」と呼ばれる種類のオタ芸です。

主に地下アイドルのライブなどで行われています。

「ベイビーレイズJAPAN」というアイドルユニットの「夜明けBrand New Days」という曲が起源と言われています。

ちょうどこの開始位置から聴いて頂くとわかりやすいかと思います。

「イエス!タイガー!」

このように観客が叫んでコールしていることから「イエッタイガー→家虎」と呼ばれています。

家虎根絶へブシロード運営が動き出した


今回話題となっているのが、この木谷高明(きだに たかあき)さんのツイート。

ライブの運営サイドが、初めて公式に「家虎を根絶対象とする」と明言したんですね。

これまでも、ライブを楽しみたい参加者の間でヘイトを集める対象として問題視されてきましたが、ようやく公式が動くことになりそうです。

バンドリやラブライブなどで迷惑行為として問題視されてきた

roselia、バンドリ

出典:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001590.000014827.html

ブシロードが関わっているコンテンツで大きなライブを行っている男性向けタイトルは現在「バンドリ!」「ラブライブ!」の2つがメイン。

東京ドームを始めとし、さいたまスーパーアリーナや武道館など大きな会場から小さなライブハウスまで、様々な会場でライブが行われています。

そんな中、「家虎」は迷惑行為としてファンの間では話題になるものの、運営サイドはこれまで注意喚起のみで具体的な対処はしていませんでした。

数万人の大勢のマナーモラルを弁えたファンの中の、ほんの一部の「自分さえ良ければそれでいい」というファンによって思い出に泥を塗られる。

これまで沢山のファンの方が被害にあわれて泣き寝入りするしかない状況を過ごしてきたかと思います。

それが今回、運営が公式に「家虎は根絶する」と明言して話題になったわけです。

家虎(イエッタイガー)はなぜ迷惑なのか

家虎、イエッタイガー、迷惑、害悪

出典:https://english-otter.com/2018/03/17/ye-tiger/

しかし、先ほど家虎の起源として紹介した「ベイビーレイズJAPAN」のライブを見ると、ライブ会場とステージ上のアーティストの一体感が出るようにも見えます。

本来はライブを楽しむ行為として生まれた家虎という行為が、なぜ迷惑行為として問題視されているのか。

 

それは「家虎行為を行う人物の空気の読めなさ」です。

ベイビーレイズJAPANのライブでは、家虎という行為は「やっていいよ」という会場全体の同意のもと行われている行為です。

つまり、「うちのライブでは家虎をやらないでね」と言っているにも関わらず叫ぶのがバンドリやラブライブのライブで家虎が問題視される理由です。

バンドリ、ライブ、禁止行為

出典:https://twitter.com/Roseli_ako/status/1099282729634394112

このように、事前に公式から禁止行為として「IETTAIGA!(イエッタイガー)」にも×がついています。

今回、ブシロードが家虎根絶に動く大きな要因となったのが、バンドリで登場するバンド「Roselia」の「LOUDER」という曲での家虎行為。

LOUDERでは、大サビに入る直前に一瞬無音になる部分があります。

このように、Roseliaのドラムを担当する櫻川めぐさんがMCでわざわざ直接注意したにも関わらず家虎行為は行われました。

その無音部分で叫ぶ家虎行為を行う人物はこれまでも度々同じ行為を繰り返していたました。

そして今回ブシロードが本格的に動き始めたというわけです。

 

もともと家虎は地下アイドルのライブで行われる文化として生まれたもの。

東京ドームや武道館など大きな会場かつ、キャラクター・楽曲・世界観で人気を集めるバンドリやラブライブのライブ。

そこに足を運ぶ観客の大多数は、家虎を楽しみに来ているのではないんですよね。

演出を含めた世界観を楽しみたい中で、赤の他人の叫び声なんて聞こえてきたら世界観は台無しです。

 

例えば、

映画の静かになる良いシーンで喋り声が聞こえてきたらどうでしょうか。

台無しですよね…。

今回の問題視されている家虎行為は、それと同じ行為だということです。