2020年7月30日、人気VTuberが多く所属するホロライブの運営が炎上。
直後の30日21時現在、所属VTuberのゲーム実況動画等が大量に非公開となっている状態です。
この記事では、ホロライブ運営の炎上に関するネットの反応や、炎上に至った経緯などの周辺情報をまとめています。
ホロライブ運営が著作権問題で炎上
VTuber事務所のホロライブプロダクションを運営するカバー株式会社。
所属するVTuberの動画やライブ配信では数多くのゲームが使用されています。
今回、ホロライブに所属するVTuberの動画やライブ配信のアーカイブ等が「著作権侵害の申し立て~」によって削除される事態が発生。
この著作権問題による動画削除が発端となって炎上しているようです。
ホロライブ炎上に関するネットの反応
最近ホロライブよう炎上しますなあ
まあ著作権関連は前々から言われてたけど
— 鉄仮面 (@Old_Type_Camper) July 30, 2020
ホロライブ これだけ炎上しても海外勢ふくめ全肯定の盲目信者が多いからスパチャも同接も変わらないんだろうな、カバーも変わらないんだろうな
— 06 // (@gurukaru0617) July 30, 2020
ホロライブしょっちゅう炎上してるなおい
— 富士はるた (@tu_kumo) July 30, 2020
ホロライブまた著作権問題で炎上してるんかよ運営もっとそこら辺しっかり確認しろよ
— CROSS-Z (@bWXjTenydgjaseP) July 30, 2020
ホロライブ最近炎上しすぎて草も生えんわ
— じゅん (@zyun3974) July 30, 2020
ホロライブが炎上してるけど、ゲーム会社の許諾を得ずに配信していたなんて今更過ぎない?前から言われてない?
— カフェおぢ (@Wolfrandre) July 30, 2020
今回の件で目が覚めたホロ信者が何人いるかな ホロライブは、これからも炎上たくさんすると思うよ
— レヴナント (@RTx52) July 30, 2020
ホロライブ炎上クソワロタ
— 麦は生命の源 (@MizukamiSORA) July 30, 2020
ホロライブ炎上してんのか
CAPCOMから直接削除申請とか何をやったらそうなるんや— 詩声 (@15256k) July 30, 2020
中には以前からホロライブの著作権侵害の可能性を問題視していたユーザーも居たようです。
ホロライブに所属しているVTuberというよりも、こうした運営側の甘さが指摘されている空気を感じますね。
ホロライブ運営炎上のきっかけはカプコン?
ホロライブが何ぞ炎上しているらしいということで、ちょっと調べてみたら権利関係で立て続けにポカやらかしていたのか。それもよりによって任天堂とカプコンかい
— まーく (@maak4793) July 30, 2020
では、今回のホロライブ運営の炎上の理由・原因となったのは具体的に何なのか。
それが先ほども少し触れた「カプコンの著作権侵害の申し立てによる動画削除」です。
2020年7月30日頃、ホロライブに所属するVTuberである大神ミオさんの「ゴーストトリック」をプレイしたライブ配信のアーカイブがカプコンの申し立てにより削除されました。
この動画削除がネット上で拡散。
そして、この動画削除についてホロライブ運営側が声明で著作権の許諾を取れていなかったことを認め、炎上するという流れとなっているようです。
任天堂が更新したガイドラインにホロライブが違反?
「どうぶつの森」など大人気ゲームタイトルが多い任天堂。
その任天堂が2020年6月1日頃にガイドラインを更新。
どういう内容なのかを簡単にまとめると、
・個人の動画配信者等については、オリジナル要素があれば特に許可を取らなくても動画とか配信して収益化していいよ!
・でも法人については正式に契約した法人のみ収益化を許可するよ!
・現在法人契約を結んでいるのは4社だよ!(UUUM、にじさんじ運営のいちから株式会社など)
という内容でした。
この当時、ホロライブ運営のカバー株式会社は任天堂と法人契約はしていない状態だったようです。
しかし、ホロライブ所属のVTuberの動画や配信等で収益化している状態が続いていました。
この任天堂の更新されたガイドラインにホロライブの名前がなかったことで、「ホロライブ収益化の許可取ってないんじゃない?」という疑問の声が広がったようです。
その後、ホロライブ運営は声明を出し任天堂に許諾を得ていなかったことを認めました。
ホロライブとしては「個人事業主向けのガイドラインを参照していた」とのことでした。
ただ、ガイドライン違反について任天堂は「動画削除はせず収益化を停止するだけでいい」という処置をしたようです。
今回のカプコンのように申し立てによって動画が削除される処置がなかったため、当時はそこまで大きな炎上とはならなかったみたいですね。
一連のホロライブ炎上の時系列まとめ
では、この一連のホロライブの炎上について時系列で整理してみます。
任天堂のガイドラインが更新されホロライブの許諾に疑問の声が上がる
まず、2020年6月1日頃に任天堂のガイドラインが更新されました。
内容は先述した通りです。
契約済み法人の中にホロライブの名前がなかったことから、ホロライブが任天堂から収益化の許諾を得ていないのではという疑問の声が上がったようです。
後日、ホロライブは声明を出し任天堂に許諾を得ていなかったことを認める内容がありました。
ホロライブと並んでVTuberの有名事務所である「にじさんじ」については契約済みの法人として当初から社名の記載があったようですね。
また、ホロライブはこれを機に任天堂以外のゲームメーカーにも許諾の確認をすることも声明には含まれていました。
結果的に、任天堂はホロライブに対して動画の削除は要求せず、収益化の停止のみの処置を取ったようです。
カプコンの著作権侵害申し立てによりアーカイブが削除
そして、2020年7月30日頃、ホロライブに所属する大神ミオさんが「ゴーストトリック」をプレイしたライブ配信のアーカイブが削除されました。
その削除を皮切りに、ホロライブに所属するVtuberのゲーム実況動画が次々と削除・非公開になっていったようです。
直前に任天堂の許諾を得ていなかったという失態があった直後のカプコンからの著作権侵害申し立てによる動画削除。
6月1日頃の任天堂のガイドライン更新のタイミングでは、収益化が停止されるだけで動画が削除されたりするようなことはありませんでした。
「今後は許可を取る」という内容の声明も出していました。
そのため、ホロライブへの批判の声に対してファンからは「外野は黙って」というような声が当時は上がっていました。
しかし、今回はカプコンから「著作権侵害の申し立て」で動画が削除される事態となりました。
ここで同じような不祥事が起こったことと合わせて前回抑圧されていた批判が爆発して炎上するというような形になったのかもしれません。
ホロライブに所属するVTuberの方々が安心して活動をしていく為にも、管理する立場である運営会社にはこういった準備等はしっかりとしてほしいところですね。
2020年8月1日 ホロライブが正式に許諾を得る
本日、任天堂様との包括的使用許諾契約の締結をいたしました。
今後、任天堂様やファンの皆様のご期待にお応えできるように、管理体制の強化を進めてまいります。
引き続きの応援どうぞよろしくお願いいたします。 https://t.co/Gznhc8J8Og— YAGOO / Motoaki Tanigo (@tanigox) August 1, 2020
ホロライブの任天堂のガイドライン違反疑惑から約2ヶ月が経過した8月1日。
任天堂のガイドラインの契約済み法人の名前にホロライブの運営であるカバー株式会社の名前が追記されました。
これにより、今後は正式に許諾を得た形でホロライブに所属するVTuberが任天堂のゲームを動画やライブ配信で使用出来ることになります。
ただ、この任天堂の許諾に関する問題は約2ヶ月前に話題となった問題の1つ。
今回の炎上の発端となったカプコンや、その他のゲームメーカー等とのやり取りがどうなっているのかはまだ不明のままです。
このまま順次許諾を得ていく流れであれば次第に炎上も収まっていくことでしょう。
ただ、これまで許諾を得ずに利益を得ていたことも確か。
ホロライブ運営にはしばらく厳しい目が向けられることは避けられないでしょう。
その厳しい世間の目を向ける人々を納得させられるか否かは、ホロライブ運営の今後の運営姿勢で示していくしかなさそうですね。
情報はまとめ次第随時更新していきます。