週刊文春の記事で、マツコ・デラックスが新しい地図の3人に対して
厳しいコメントをしたとして批判の声が上がっていますね…。
その内容の1つとして、「5時に夢中!」で稲垣吾郎との
共演がNGだった過去についても触れられています。
文春の記事をちゃんと読んでみると、
当時共演を断るに値するちゃんとした理由があったように感じました。
今回は、私が感じたその理由を紹介します。
文春記事で取り上げられているマツコ・デラックスの共演NGには理由があった
今回は、いくつかの内容の中から
マツコさんが5時に夢中!で稲垣吾郎との共演を断った理由について
コメントの内容から考えていきます。
タイミングが悪かった
この背景を時系列で補足すると、
- 稲垣吾郎が「5時に夢中」に2017年10月24日に初めて生出演
- 反響が大きかった為、稲垣側とMXは準レギュラー起用を検討
- マツコは、反響の大半は一連の解散騒動によるもので、本来の番組の色が変わってしまうと判断
マツコ(正確にはマツコと事務所)が稲垣吾郎との共演にNGを出したのは、
2017年11月頃のお話です。
この頃に何があったかを覚えていますでしょうか?
そう、『SMAP解散騒動』です。
2016年に始まったこの騒動は、
結局1年以上ずっと世間の話題に上がり続けるほどの
話題性を持っていました。
そんな大きな影響力を持ち続けた騒動。
その後の動向も注目されている中で、
その当事者を準レギュラーとして採用すれば、
世間の見方はどうなるのか?
マツコさんのコメントでも、
共演NGの理由はこの部分にあると言っています。
同様の理由で、例え新しい地図の3人以外、
つまり中居正広や木村拓哉でも断ったと名言されています。
コメントを箇条書きで簡単にまとめると
- いち視聴者、いち番組制作に携わる身として考えて、騒動直後の稲垣吾郎を準レギュラー出演させるのはどうかと考えた
- これまでに積み上げてきた番組の色が一気にSMAP騒動色に染まってしまうのではないか
- 新しい地図の稲垣だからではなく、中居や木村の場合でも同様に断っていた
- 問題は圧力ではない
マツコ個人ではなく、いち視聴者・番組製作者としての判断?
マツコさんのコメントを読んでいて感じたのが、
「個人的な理由ではないな」ということでした。
稲垣サイドとMXサイドは、5時に夢中での稲垣吾郎の起用法として、
コメンテーターのポジションを想定していたみたいです。
国民的ニュースになったSMAP解散騒動の当事者であり、
色々と憶測が飛び交う中で恒常的に起用するのは
2005年頃からこれまでに積み上げてきた”番組の色”を壊してしまいかねない。
私は、この判断が批判されるほどの誤った判断だとは思えないんですよね。
もちろん、裏側で圧力等があった可能性も考えられますが、
マツコさんのコメントを読んでいる限り、
出演NGもやむを得ない判断だというのも頷けるんですよね。
仮に私がマツコさんの立場だったとしても、
「5時に夢中!」に求められているものは、
稲垣吾郎なのか、騒動があったから注目されているのではないか、
そういった部分は慎重に考えるでしょう。
ファン視点だけで批判をするのはあまりよくない
ネット上の反応を見ていて感じるのは、
マツコ批判をしている人の多くは、
新しい地図の3人のファンらしき人だということです。
「新しい地図の3人にそんなコメントをするのは酷い!」
それだけでは批判をする理由としては不十分に私は感じます。
会社員として働いていて何かを判断する時には、
会社や同じ部署の同僚に対しても忖度しますよね。
それと同じように、
マツコさんは出演する番組や制作サイドの事情も考慮した
コメントをしている、と私は思います。
※追記 文春の共演NG報道後のマツコ氏のコメント
例の文春報道がされてから、
その後のマツコさんの真意を週刊女性が取材していましたので、
その情報を追記します。
以下、主要部分の抜粋紹介と、
特にどのサイドのファンでもない私の見解です。
※太字部分がコメント部分です。
報道後、文春の女性記者に説教するマツコ氏
7月22日、深夜11時過ぎ。
ちょうど“月曜から夜ふかし”な時間帯に、
東京都心にあるタワーマンションのエントランス前では、
怒鳴り声が響いていた。大きな体躯から発せられる独特な声としゃべり方。
このタワマンの住人が通りかかった際、
声の主はすぐに誰だかわかったという。
マツコ・デラックスだ─。マツコ
「その女性は『文春』の記者さんよ。
“圧力”なんてナイと言ったのに、
文春の上司が都合いいように書き換えたのよ。ちゃんと話したのに、全然書いてくれない!」
「文春の記者がいきなりやってきて『新しい地図』の話をして、
アタシが吾郎ちゃんを追い出したなんて言う。でも、ちゃんと答えたのよ。
別に彼らが嫌いなわけじゃない。
『Goro’s Bar』にも出ましたから。でも、アタシが長らく彼らと一緒に仕事していなかったから、
あんなこと書かれるのよね」「3人の人気がないって言ったわけじゃなく、
ほかのベテランジャニーズだってそう、手垢まみれのアタシたちより、
今の若いテレビマンが企画書ゼロの段階で誰を使うってなったら、
キンプリを使うでしょって話よ。ギャラも安いし人気もあるしと、そういう話をしたんです」
引用元:https://www.jprime.jp/articles/amp/15798?page=2&skin=amp
この週刊女性の取材でのマツコさんのコメントを読んでいると、
文春の報道では、世間の批判を浴びやすくするような
意図的とも思えてしまうような取り上げた方、書き方を
されていたのだろうな、と思いますね。
文春の報道記事では、
「マツコ・デラックスが新しい地図の3人には魅力がないとコメントした」
ように読者の理解を誘導するような内容という見方も出来ます。
この部分については、
新しい地図の3人を使うよりも、
わかりやすくてコスパの良いキンプリを使うでしょう、
というわかりやすい例えで回答されています。
まぁそりゃあそうですよね。
会社でもそうですが、一番お金がかかるのは人件費。
番組制作で言うところのギャラは、
まさに人件費にあたるでしょう。
そこを抑えたいというのは、テレビ業界に限らないですね。
稲垣吾郎との共演NG報道について
マツコ
「月曜は若林史江とずっとやっているわけだから。
月曜に吾郎ちゃんが入るっていうのは考えられない。ほかの曜日で、誰か辞めるタイミングとか、
ゲスト枠で入るとかは、テレビ局が決めればいいじゃない。それに番組のクール途中で改編期でもないのに無理やりブチ込もうとしてきた。
それでプロデューサーが考えた結果、あのときの、
解散騒動後のSMAPを入れると本来の番組カラーじゃなくなっちゃう。そうなるなら木村拓哉だろうが、誰だろうが
『5時に夢中!』では使いませんよって話なの。それでMXは1度断った後に、ちゃんと吾郎ちゃんのために番組を用意したのよ。
冠番組よ! そのほうがよっぽどいいじゃない。アタシと下品な話するより。
でも、それを断ったのは吾郎ちゃんのマネージャーさんだからね。
“マツコと一緒じゃないとイヤだ”って」
”新しい地図”所属事務所
「弊社から『5時に夢中!』に
稲垣吾郎の出演を提案させていただいた際、MXテレビからも快諾を受け、
’17年10月24日(火曜日)に出演させていただいたと理解しております。同時に、月に1回出演させていただきたいと提案し、
11月7日(火曜日)と、12月5日(火曜日)の
出演スケジュールをMXテレビからいただいておりました。後日、同スケジュールの出演は断られ、
その際に別の稲垣吾郎の番組のお話はいただきましたが、
まったく具体的な企画ではなかったので、
よい企画があれば、また連絡くださいとお断りさせていただきました。なお、マツコ・デラックスさんとの共演を希望した事実はありません」
引用元:https://www.jprime.jp/articles/amp/15798?page=2&skin=amp
文春の報道では「共演NG」というワードが独り歩きして
語弊を生んだ印象がありますね。
共演NGだけだと、他の番組でも…?みたいに
なんとなく受け取ってしまう人もいるかもしれません。
正確には、
「当時の騒動後のタイミングで、
稲垣吾郎が5時に夢中に継続出演することは避けたかった」
ということでしょう。
コメントでも述べられているように、
これまでに積み上げてきた番組としての色を重要視した判断でしょう。
ビジネス的判断として、十分だと考えます。
ジャニーズ幹部との度々の会食報道と疑惑の親密な関係について
「食事なんて、いろんな人としてますよ。
それも情報交換。別の芸能プロや自分のマネージャーとも食事してます。
いろんな人から情報を聞きたいから」マツコによれば、ジャニーズだから仕事を受けるとか、
大手の芸能事務所に忖度するなどは決してないと言い切る。「『夜ふかし』は、内容がよかったから引き受けたの。
村上は、ほかのジャニーズができるかってぐらい自虐して、
身を粉にしてやってるじゃない。
じゃあ、吾郎ちゃんが『5時に夢中!』で
下品なキャラになれるかっていったら向かない。
アタシだって、その人の個性を考えてやりますから」引用元:https://www.jprime.jp/articles/amp/15798?page=2&skin=amp
まぁ正直言うと、
会食なんて一般のサラリーマンですら当然の付き合いなので、
会食くらいはあってもおかしいことは無いと思います。
素人目に見ても、特に芸能界は人脈が重要なのは明白。
一般サラリーマンよりも、こういった会食の重要度は高いでしょう。
まぁただ、今回取り上げられたのがジャニーズ幹部との会食だった為に
色々と議論されていたりしますが、
そこは取り上げた雑誌側が注目を集める為に一部だけ抜粋した形かな、と。
ここでも軽く吾郎ちゃんとの5時に夢中での件について触れていますが、
あくまで、その時点での番組の状況や吾郎ちゃんの
状況や影響を考えての判断をされたように見受けられますね。
とはいえ、あんな触れ込みであんな取り上げ方をされれば、
この一件でマツコ批判をしたくなる人の気持ちもわかります。
「稲垣吾郎とファンを傷つけるのだけはやめて」
マツコ
「吾郎ちゃんと、彼のファンを傷つけるのだけはやめてと、
文春にはお願いしていたのよ。アタシは基本、誰も傷つけたくないからさ……」
文春の取材を受けたマツコさんは、
おそらく取材をした記者に、こうお願いしていたようです。
まぁ結果としては、
明らかに傷ついてしまった人が多数いらっしゃるようでしたが…
まとめ
『【マツコの文春記事】5時に夢中で稲垣吾郎との共演をNGした理由とは』
ということで、マツコが稲垣吾郎との共演にNGを出した理由を解説しました。
全体を通して私が感じたのは、
あくまで、客観的にいち視聴者視点で見た考えのように見える、
ということです。
Twitter等のSNSでは、新しい地図の3人に対して
痛烈なコメントをしたマツコのほうに批判が集まっているようですが、
私はそこまで批判されるようなコメントでもないかな、と感じています。