2020年8月8日、人気漫画アクタージュの原作者である”マツキタツヤ”こと松木達哉氏が逮捕された衝撃のニュースが流れました。
アクタージュは週刊少年ジャンプに連載中の人気漫画。
原作者・マツキタツヤ氏の逮捕により2日後の8月10日にはアクタージュの連載打ち切りが決定。
この記事では、連載打ち切りだけでなく懸念されている絶版についての情報もまとめています。
アクタージュの原作者マツキタツヤが逮捕
2020年8月8日、週刊少年ジャンプに連載中の人気漫画である「アクタージュ」の原作者・マツキタツヤ氏が逮捕されるという衝撃のニュースが流れました。
週刊少年ジャンプに連載されている、人気漫画の原作者の男が、強制わいせつの疑いで逮捕された。
逮捕されたのは、週刊少年ジャンプに連載中の人気漫画「アクタージュ」の原作者・松木達哉容疑者(29)。
松木容疑者は2020年6月、東京・中野区で、帰宅途中の女子中学生に、自転車で背後から近づき、体を触った疑いが持たれている。
防犯カメラの映像から、松木容疑者の関与が浮上したもので、調べに対して、松木容疑者は、大筋で容疑を認めている。
引用:https://news.yahoo.co.jp/articles/87ce894f234594c1fe04670546fd6c713d269066
このまさかのニュースにネット上には信じられないという声から落胆や失望する声まで様々な意見で溢れています。
逮捕されたのは原作者であり作画担当者ではない
このアクタージュ原作者マツキタツヤ氏の逮捕のニュースで気をつけたいポイント。
それは、逮捕されたのは原作者のマツキタツヤ氏であり作画や漫画の執筆を担当している宇佐崎しろ氏ではないということです。
アクタージュは、1人の漫画家が創り上げている作品ではなく2人が分業して創っている作品。
そのため、アクタージュの作画や漫画部分を主に担当していた宇佐崎しろ氏には何の非もありません。
「アクタージュの作者」というイメージが先行しすぎて宇佐崎しろ氏にまで風評被害が及んでしまわないように報道関係者には配慮が求められますね。
アクタージュに絶版の可能性が浮上?
アクタージュの原作者マツキタツヤ氏が逮捕されたことにより、報道が出た8月8日時点でネット上では早くも絶版の可能性が浮上。
2日後の8月10日には、アクタージュの連載打ち切りが正式に決定。
この打ち切りの決定により、さらにアクタージュの漫画が絶版になってしまう可能性が上がったとする見方が強まりました。
アクタージュ、しまぶーの時の前例を見るに、連載打ち切りだけじゃなくて既刊が絶版になる可能性まであるのか… pic.twitter.com/Pca6ilg1xd
— ふーみん (@fooooooomin) August 8, 2020
このふーみんさんのツイートは8月10日21時時点で2400リツイートを超えています。
”しまぶー”こと島袋光年の事例を参考
先ほどのふーみんさんのツイートは、当時大人気だった漫画「世紀末リーダー伝たけし」の作者である”しまぶー”こと島袋光年氏の事例を参考にしたものです。
島袋光年(しまぶくろみつとし)氏の事例の概要はこちら。
児童買春事件での逮捕
2002年8月7日、出会い系サイトで知り合った16歳の女子高校生に8万円を渡して援助交際(買春行為)をしたとして、神奈川県警に児童買春禁止法違反で逮捕される。
結果、『たけし』の連載は未完のまま打ち切られ、逮捕の翌月に発売予定であった単行本最新刊は発売が中止されたことが同年の『週刊少年ジャンプ』39号の編集部の謝罪文により発表され、既刊も絶版となった。
同年8月28日に起訴[4]。
翌日8月29日に、別の2人の女子高校生16歳に対する買春により、児童買春禁止法違反で再逮捕された[5]。
同年10月29日、横浜地方裁判所により懲役2年・執行猶予4年の判決を受ける[6]。
引用:https://ja.wikipedia.org/
同じ漫画作者側の不祥事であり、さらに週刊少年ジャンプに連載していました。
今回のマツキタツヤ氏の逮捕との共通点が多いことから、比較対象としてよく用いられています。
アクタージュの絶版の可能性が高まった理由は?
ただ、マツキタツヤ氏と島袋光年氏の事例には大きな違いがあります。
「当事者に合意があったかどうか」です。
島袋光年氏の場合は、合意の上での行為でした。
しかし、マツキタツヤ氏の場合は強制わいせつ、つまり合意すらない状態での行為だったわけです。
島袋光年氏の逮捕は2002年の出来事。
出会い系サイトで女子高校生と知り合い合意の上で行為に及んだそうです。
対して、今回のマツキタツヤ氏の場合。
相手は合意のない女子中学生と見られています。
島袋光年氏が逮捕された2002年よりもご時世的にもさらに厳しくなっている中で、内容は島袋光年氏の場合よりも酷いものになっています。
これらの要因から、アクタージュは打ち切り・絶版になってしまう可能性が高いのではと見られているようです。
アクタージュが絶版にならない可能性は…?
ただ、もし絶版を回避する要素があるとすれば、
マツキタツヤ氏はあくまで原作者であり、作画・漫画の執筆は宇佐崎しろ氏が担当しているという点ではないかと筆者は考えています。
このまま絶版になってしまうと「アクタージュの作者は逮捕者」という印象のまま絶版になってしまうことになります。
そうなれば、漫画といえばやはり”絵”のイメージが強いコンテンツ。
巻き込まれてしまった形の宇佐崎しろ氏の今後の活動にも支障が出る可能性を個人的には懸念しています。
ネットの反応
マツキタツヤ氏の逮捕記事を読んだら私が中学生の時にされた痴漢と全く同じで胸が痛くなった。今でも思い出すと悲しくなる。自分が悪いことをしていることを自覚してください。
— おもち (@v28IG6Jqajn65i2) August 10, 2020
もっと早い内に捕まっときゃあアクタージュと出会うことも無かったのに………ばーーーーーーーーーーーーーか!!!!!!!!!!!!
— ぶおん (@016koiu) August 10, 2020
ぁぁぁぁぁぁぁぁアクタージュおわるぅぅぅぅ
— ﻛﺎﻛﻴﺘﺎﻧﻴ ﻛﻮﺃﻭﺳﻮﻛﻲ (@area4220) August 10, 2020
アクタージュ…ほんとに残念。
— くじらへび (@HebiKujira) August 10, 2020
アクタージュ好きだったのに…見れないの悲しいな…
— 月海 (@Sg2WIpfeurHeQYV) August 10, 2020
アクタージュ悲しすぎるもうやだ
— ささみ®1y3m (@sasamisan0000) August 10, 2020
JUMP、アクタージュ 打ち切りって。面白かったのに。
やったことが許されないことで人気作を潰してしまうなんてもったいないけど仕方ないこと。
鬼滅、幽奈、ハイキューが終わり、別の意味の終了はもったいないとしか言えない。— koji Ohsugiー晃司 (@cozy_coji) August 10, 2020
アクタージュまじか……まじか……
— うみすけ / 冬地コト (@62_stormk) August 10, 2020
人気漫画であり、展開的にもこれからさらに面白くなっていくというタイミングでの打ち切り。
ネット上にはアクタージュの打ち切りを悲しむ声が多くあがっています。
その中には「刑務所で原作を書かせろ」という声までありました。
それだけ面白いかつ熱狂的なファンがついていた漫画だけに今回の逮捕は残念でなりませんね。